ハウスの人々

 エジプトでの楽しい日々の生活の中で、お世話になったエジプト人たちの存在ははずせません。 まず一番身近で仲良くなったのは、アシュラフ、ヤーファ、アフマドをはじめとする、ハウスで働いている人々。
 それではメンバーを紹介します。アシュラフは、リーダーっぽい感じ。たしか22、3歳で、婚約者がいてもうすぐ結婚するらしい。 タバコは吸わない。 ヤーファは19歳で私とタメ。主にシェフの手伝いで料理担当。 故郷ケナではバスの運転手。これが結構ヘビースモーカーで仕事中も シェフに隠れてプカプカ。たまにシーシャ(水たばこ)も吸うのです。


煙草をくわえながらタマネギを炒めるヤーファ

 アフマドは大学生なので英語が多少通じます。 彼はシェフのいとこでルクソール出身。(人夫たちはほとんど全員ケナ出身) 今は大学に通いながらカイロに住んでる。洗濯部屋の鍵は彼が持っているので、 洗濯するときはとりあえずアフマドを探す。ガマールは、シーシャ愛好家。だから私が「ドクトル・シーシャ(水たばこ博士)」というあだ名をつけたら結構ウケてました。 奥さんが妊娠中でもうすぐ生まれるらしく、早く家に帰りたがってました。

 彼らは主に食事を運んだり、掃除をしたりと身の回りの面倒をみてくれます。 洗濯もしてくれるけど、私は洗濯は自分でやってた。なんせ空気が乾燥してて、 暑くて、風も強いから洗濯ものが速攻乾いておもしろい。気分転換にもなったし、 待ってる間に彼らとおしゃべりできるからけっこう洗濯好きになって ほぼ毎日洗濯してました。もってる服も3着ぐらいしかなかったし、現場じゃ汗かくしね。
 そうして洗濯中に外でボーっと座ってるとヤーファが忙しそうに食材を運んでたりする。 たまにチーズとか内緒でくれるのです。ちょっとひまができると、 私にアラビア語を教えてくれる。彼らは、アフマドを除いて、 英語は通じないのでこっちががんばってアラビア語をしゃべらないと意思の疎通がむつかしい。 おかげで40日の間にけっこうアラビア語を覚えられました。私のアラビア語は洗濯中にはぐくまれたといっても過言ではないでしょう。



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