シャルムエルシェイクの恐怖

 8月14
日金曜日、発掘にきてから3度目の休日。この日は、シナイ半島の先端、シャルム・エル・シェイクに行くことになった。 ここは世界3大ダイビング・スポットに入るらしい。 学生11人で、タクシー2台に乗り込んで朝8時頃に出発。 町を出るとほぼ1本道でまわりには何にもない。目的地まで約1時間半、車にはクーラーがなく、サウナ状態
 途中、 検問所みたいな所があってパスポートを出させられたりした。 ラス・ムハンマド国立公園の入口で入場料5ポンドを払って 「着いたのかな?」と思ったけど、まだ海は見えない。 そこからさらに20分くらいデコボコ道(かなり揺れた。ほんとに観光地?) を走って、ようやくラス・ムハンマド岬に到着。小さな入り江になっていて、 まわりは岩に囲まれている。ここにはヨーロッパ人がけっこう来ていて、 うちらの隣に陣取っていたのもイタリア人だった。

 紅海はきれいなエメラルド・ブルーをしている。でも、発掘現場で毎日 こういう海を見ているのでこのくらいでは驚きません。 ところが実際に入ってみるとびっくり。とりあえず、 底が珊瑚で足を切るので靴をはいたまま海に入る。 トウールの海で着衣水泳は慣れていたけど、今度は靴まではくとは。 100メートルくらい遠浅(腰くらいの深さ)の海が続く。
 先に入って行った友達が「スゴイ、スゴイ!」と大騒ぎしているので、 ゴーグルを借りて海の中をのぞいてみると、いろんな種類の、 まるで作り物みたいな熱帯魚がウヨウヨ。でもそれもまだ序の口。 足元の少し先をみると、いきなり珊瑚がなくなっていて水のブルーがやたら濃い。 そこから、海底数百メートルの世界になっているのだ。ゴーグルでのぞいても、 海底が見えないくらい深い。体が浮いてるのはわかってるけど、 それでもけっこう怖いのです。もちろん魚も、大きいのから小さいのまで、 間近で見れる。赤くて小さい魚がいっぱい深い海の底のほうで群れになっていて、 すごく印象的。スキューバをやったことはないけど、 ここではシュノーケルひとつで充分堪能できてしまうのです。 ここはぜひまた行ってみたい場所のひとつ。


浅い所と深い所の境い目が色の濃さの違いではっきりと見る事ができます。

 午後はメチャメチャ暑くなるので、1時くらいに引き上げて、 ホテルで昼食をとることにした。車で約1時間、シャルム・エル・シェイクのムーベンピック・ホテル(5つ星!)に着いた。 学生が11人ゾロゾロ、しかも私はジャージのズボンをはいていた。ちょっと場違い?
 まあそれはおいといて、このホテルはアイスクリームがおいしいことで有名。 アイス好きの私にはたまらないです。とりあえず、 みんな朝食を食べていなくてお腹ぺこぺこだったので、 何か食べてからアイスに行くことにした。そこのレストランはイタリアンだったので、私はピザを注文した。
 料理が来るまでの間、みんなあまりにもお腹がすいていたのでパンを2、3回おかわりした。あのパンおいしかったなあ。 ピザもチーズがもちもちしてておいしかった。きわめつけはやっぱりアイス。 私は3種類のアイスの入ったサンデーを食べた。メチャメチャおいしい★値段もそれほど高くなかった気がする。
 お腹が満足した後、タクシーの時間まで2時間くらいあった。 いったん外に出てみたけど、あまりにも暑かったので、 涼しいホテルのロビーにもどってソファでウトウトお昼寝した。そこまでは極楽だったのに、帰りの車はやっぱり灼熱地獄なのでした(しかも行きより暑かった)。



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