パキスタンでは小学校とカレッジ（女子校）を見学する機会があった。
まずはホームステイ先のソビア（9歳）の小学校。着いたら校長室に通されてキンチョウ。「パキスタンと日本の教育の架け橋になってください。」みたいなことを言われた。コーラでおもてなし。次に教室を案内してもらった。男子と女子は同じ校舎だけど教室は別々。いわゆる別学ってやつ。ちょうど試験中だったんだけど、試験中にいきなり日本人が入ってきたもんだから生徒もびっくりしてた。ジャマしちゃってごめんなさい。制服はエンジ色のブレザーでカワイかった。
←試験中！ホームステイ先の親戚の子で17,8歳の女の子がいたので、その子たちの通うカレッジに連れて行ってもらった。たしかIslamia Girl College とかいう名前。部外者は入れないらしく、警備員の目を盗んで入ってしまった。ここも制服があってみんな白いワンピースにドパタ（スカーフ）をつけている。このドパタの色が学年ごとに分けられていて、ピンク,黒,白の3色があった。パキスタンらしくてすごくかわいい。日本の制服もここらで日本らしく和服にしてみたらどう？ハカマとか。。。
←お昼休みの食堂前。わいわいがやがや。そしてずーずーしくも「授業を受けてみたい！」といったら英語の授業にもぐらせてくれた。教科書を見せてもらったらなんと今日のテーマは長崎の原爆についてだった。「おお！日本の話題！」と思ってわくわくしていたら、先生は出席だけとってとっとと帰ってしまった。休講になったらしい。ちぇっ。
授業はあきらめて、中庭でいろんな学生とおしゃべりをした。すると日本人がめずらしいのか、どんどん人が集まってきて、しまいにはサインまで求められた。お互いの国について聞きあったり、歌をうたったりして過ごした。でも、日本の国歌がききたいと言われて「君が代」を歌ったときは、自分で歌ってて「なんてノリのわるい歌だ。」と思った。当時パキスタンで映画の「タイタニック」がブームだったので「My Heart Will Go On」を歌ったらすごいウケてた。その後何度も歌わされたのであった。 外国にきて、自分と同年代の子と交流するのはすごく楽しい。おまけに、パキスタンの学校の雰囲気を味わえて貴重な体験だった。
パキスタンの女子学生。そういえばみんなロングヘアだったなぁ。。。
