家はー?

 私が住んでいたのは、ダマスカスの旧市街にある、バーブトゥ−マというキリスト教区の家。この辺は外国人に部屋を貸している家がいくつかあって、日本人留学生も何人か住んでいる。大抵ひとつの家に複数の外国人が下宿していたりするんだけど、私の家の場合、空き部屋が1つしかないのでシリア人家庭に私1人が居候しているという感じだった。


ダマスカス旧市街はこんな感じ。

どうやって見つけたのー?
 だいたい、こういう下宿は人づて。シリアに全くコネのない私には一番困る状況。一応シリアに行く前にネットで知り合った人に一件紹介してもらったものの、電話してもお留守。
途方に暮れ、泊まっていたホテルの人に相談すると、知り合いがバーブトゥ−マで部屋を貸しているとのこと。
家賃が6000シリアポンド(約15000円)と、相場の5000シリアポンド(約12500円)より高かったけど、他にあてのない私はそれに飛びついた。


わたくしのお部屋の入り口。中2階にあります。

どんな部屋ー?
 部屋はベッド、机、クローゼット、ソファー、扇風機がついていてなかなか快適。2階建ての家で、1階は大家の寝室と私の部屋、台所、ハンマーム(シャワー&トイレ)があり、2階に大家の居間と広いテラスと台所、ハンマームがある。最初1階の台所にガスコンロがなかったので、お湯を沸かすのにわざわざ2階に行かなきゃいけなくって、これが面倒で全然料理しなかった。でも1ヵ月目くらいに大家さんが私専用ガスコンロを買ってくれ、ようやく料理するようになった。最初に炊いた日本米のおいしかったこと♪
 そうそう、これはホームステイっぽいけどあくまで私は下宿人なので食事は自分でなんとかしなきゃいけないのです。たまーに、大家さんがごはんをくれることもあったけど。シリアの家庭料理はおいしかった。野菜の煮込みみたいなのが多くて、ヘルシーな感じ。(シリア料理については「おいしいものランキング♪」を見てね!)  洗濯は、大家さんがやってくれた。ただし、シリアの水道事情で洗濯は朝しか出来なかった。 朝渡して夕方には乾いて戻って来るという感じ。空気が暑くて乾燥してるから洗濯物の乾くのが速いこと♪


わたくしのお部屋の中はこんな感じ。

家族はー?
 大家さん一家は4人住まい。お父さんのアリー、お母さんのダラール、そして息子のジミー(21才)とジョニー(16才)。ジゼール(19才)という娘もいるけど、去年お嫁に行ったらしい。その娘さんの使っていた部屋に私が入ったわけ。みんなの名前がアラブっぽくないのはクリスチャンだから。名字はエステファーンだし。シリアは国民の約90%がイスラム教徒で、キリスト教徒は約10%だそうです。



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